脂肪の塊と聞いて、まず何を想像するでしょうか。
皮膚表面に現れる良性腫瘍の一つに粉瘤というものがあり、脂質が凝固することで発生しています。サイズの大小の違いはあれど、たいていの人は経験があるのではないかというほどよくあるものです。
悪性腫瘍でありませんので、粉瘤でできる脂肪塊は除去しなければ命に関わるというものではないようです。
とはいえ、新陳代謝と共に大きく成長し目につくようになることもあります。
困ったことに粉瘤とよばれる脂肪の塊は細菌感染を起こしやすい腫瘍であるため、一旦細菌感染すると急に大きく腫れて痛みを生じます。
大きくなってからの粉瘤が化膿すると痛みや腫れもひとしおですので、小さい粉瘤でも見つけたら早めに対処してください。
脂肪分が固まっている部分だけでなく、それをくるんでいる皮も完全に除かなければ再発要因となりますので、除去する時は完全に取り去ってください。
まだ化膿していない粉瘤ならば、皮も中身も軽い処置で容易に取り去ることができます。
ただし被膜が非常に薄い場合には、被膜が破れて内容物が漏れ出すことがあるようです。
化膿が進んで痛みを感じる粉瘤の場合は皮膚にくっついていることがあるので、周りも含めて取り除きます。再発が起きないよう全て取り除くには、粉瘤周辺もまとめて取り去らないといけないのです。
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